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2024/05/08 20:47 |
有機ELの特徴その3

磁気の影響
ブラウン管とは異なり磁気の影響を受けない。 

サイズ
ガラス基板2枚で挟み込む構造の液晶と違い基板は1枚であり、加えてバックライトが不要であるため薄型化が可能とされる。発光層の保護のための封止層が課題であるが無機および有機の薄膜を用いたべた封止方式が開発されており、これによって将来は封止層が必要無くなるともいわれている。 

フレキシブル
プラスチックなどの基板を使った柔らかくて折り曲げることができるディスプレイの試作品が発表されている。しかし、プラスチックシートやステンレスシートを基板に使用すると酸素などを透過して発光体を劣化させ寿命を短くしてしまうため、製品化にはフレキシブルな封止層あるいは封止が不要な技術が必要となる。 

寿命
発光体の有機物は通電及び酸素や湿気の影響により徐々に劣化して輝度が低下する。この問題は発光体の研究と空気から遮断する封止技術により急速に改善されてきており、最新の各社製品では5万時間以上といったモバイル機器には十分な寿命を確保できる水準に達してきている。ただし、公称寿命と実測寿命との乖離が指摘されており、実際にはまだまだ問題が多い。ソニーの有機ELテレビXEL-1、寿命は公称の約半分という予測される。 

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2008/06/17 01:55 | TrackBack() | 携帯電話のディスプレイ
有機ELの特徴その2

応答速度
液晶ディスプレイは液晶の分子の方向を変えることで輝度を変えるため、応答速度が鈍い。対して有機ELは励起子の発光時間が非常に早く、電流を変化させれば輝度が瞬時に変化するので、非常に応答速度が早い。また、液晶ディスプレイは温度が応答速度に影響し、低温では応答速度が鈍くなる。しかし有機ELディスプレイは低温でも応答速度は変化しない。  

視野角
液晶のように見る方向によって階調が変わってしまうことがなく、またコントラストの低下も低く、視野角は180度に近い。プリズムシートで集光し表面輝度を向上させる液晶とは異なりランバート分布に近い発光分布を持つが、マイクロキャビティー効果を用いることで集光させる事も可能である。

駆動電圧・消費電力・発光効率
液晶のようにバックライトをカラーフィルタに通して発色するのではなく色の付いた光を直接出せるのでエネルギ効率を高くできる可能性がある。また、プラズマのような放電発光ではなく有機半導体内の励起子により発光するので発光そのものに必要な電圧も数V程度と低い。また有機ELの発光効率も近年飛躍的に向上している。さらに発光材料として蛍光材料が広く用いられているが原理的に効率の高いりん光材料の開発が進んでおり、さらなる高効率化が期待できる。 

コントラスト比
素子の自発光であるため、発光を止めることで黒が明確に表現できるため、測定が困難なほどの高コントラスト比を達成できる。液晶テレビは1000:1程度に対し、ソニーの有機ELテレビはXEL-1のコントラスト比が100万:1と公称する。  




2008/06/17 01:53 | TrackBack() | 携帯電話のディスプレイ
有機ELの特徴

携帯電話のディスプレイとしてもなじみの出てきた有機ELの特徴は液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどとの対比で語られることが多い。

解像度
現在、携帯電話に使用される有機ELディスプレイは解像度がシャドウマスクの精度およびそのプロセスで制限されている。現在、シャドウマスク以外の手法、ホワイト+カラーフィルタ方式(ただし、この場合、色純度は液晶ディスプレイ以下となる)、レーザー熱転写方式(原材料の利用率が極めて悪い、インクの価格と有機EL材料の価格は異なるため、非常に高コストである)〈LITI法:3M〉、レーザー再蒸着方式(これも非常に高コストである)〈RIST法:コダック、RIPS法:ソニー。違いはドナーシートの材質)と言ったシャドウマスクの制限を伴わない技術が開発されている。また画素には液晶の場合1個以上、有機ELの場合2個以上のTFTが必要な為、高解像度ディスプレイの場合制約となりうるが、トップエミッション方式の開発により制約は無くなりつつある。これらの進歩の結果、すでに300ppiの試作品も現れている。また3色の発光層を縦に重ねることによって解像度を高くできる可能性もあるとされる。 

発色 
有機ELは原理的に共役結合の実効長を分子構造設計によって変化させられる為、任意のエネルギーの励起子すなわち任意の波長の光を取り出せる。これにより色再現域が広いフルカラーディスプレイが可能である。また、特定の色のみを発光する素子も作れる。 




2008/06/17 01:29 | TrackBack() | 携帯電話のディスプレイ
携帯電話ドコモ「ホームU」対応の「N906iL」を19日発売

NTTドコモは、家庭用のブロードバンド環境でも携帯電話が利用できるサービス「ホームU」を6月19日より提供する。これに伴って、ホームUに対応したNEC製FOMA携帯電話「N906iL onefone」も19日より販売が開始される。

「ホームU」は、家庭用の無線LAN網を経由して、iモードやIP電話サービスなどが利用できるサービス。携帯電話を外出先ではFOMA端末、自宅ではIP電話として利用できる。ホームU対応の無線LANアクセスポイントが設置できる無線LANルータが必要。ブロードバンド回線はマルチセッション対応のものに限定され、NTT東西のフレッツサービスをサポートする。

ホームUの利用料は月額1029円。訪問サポートを受ける場合は別途、訪問基本料5250円や作業料4725円などが必要となる。ドコモの料金プラン「タイプSS」を契約している場合、「ホームU」向け通話料は無料、「ホームU」以外への通話料は30秒14.7円で「ホームU」のパケット通信料は無料となる。

携帯電話「N906iL onefone」は、無線LAN機能を搭載したNEC製の折りたたみ型FOMA端末。IEEE802.11a/b/gに準拠した無線LAN機能を搭載する。

基本的な機能は「N906i」とほぼ同等となるが、デスクトップインフォ機能などは用意されていない。メインのディスプレイは約3.0インチ、フルワイドVGA、サブディスプレイは約0.9インチのモノクロ有機EL。200万画素カメラを搭載する。折り畳み時のボディサイズは109×49×19.6mm、重さは約127g。

フルブラウザ利用時にはFlash Video(Flash 8相当)が再生可能。HSDPA、災害時地図アプリなどに対応し、音楽再生が利用できる。なお、新サービスのデコメアニメには非対応。また、2MBまでの動画・静止画のWebサイトアップロードはフルブラウザでのみ利用できる。

連続待受時間は約600時間、GSMで約290時間、連続通話時間は約220分、GSMで約190分。2GBまでのmicroSDカードに対応する。ボディカラーはBROWN、SILVERの2色用意されている。




2008/06/15 13:28 | TrackBack() | 携帯電話ニュース

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