NTTドコモは、家庭用のブロードバンド環境でも携帯電話が利用できるサービス「ホームU」を6月19日より提供する。これに伴って、ホームUに対応したNEC製FOMA携帯電話「N906iL onefone」も19日より販売が開始される。
「ホームU」は、家庭用の無線LAN網を経由して、iモードやIP電話サービスなどが利用できるサービス。携帯電話を外出先ではFOMA端末、自宅ではIP電話として利用できる。ホームU対応の無線LANアクセスポイントが設置できる無線LANルータが必要。ブロードバンド回線はマルチセッション対応のものに限定され、NTT東西のフレッツサービスをサポートする。
ホームUの利用料は月額1029円。訪問サポートを受ける場合は別途、訪問基本料5250円や作業料4725円などが必要となる。ドコモの料金プラン「タイプSS」を契約している場合、「ホームU」向け通話料は無料、「ホームU」以外への通話料は30秒14.7円で「ホームU」のパケット通信料は無料となる。
携帯電話「N906iL onefone」は、無線LAN機能を搭載したNEC製の折りたたみ型FOMA端末。IEEE802.11a/b/gに準拠した無線LAN機能を搭載する。
基本的な機能は「N906i」とほぼ同等となるが、デスクトップインフォ機能などは用意されていない。メインのディスプレイは約3.0インチ、フルワイドVGA、サブディスプレイは約0.9インチのモノクロ有機EL。200万画素カメラを搭載する。折り畳み時のボディサイズは109×49×19.6mm、重さは約127g。
フルブラウザ利用時にはFlash Video(Flash 8相当)が再生可能。HSDPA、災害時地図アプリなどに対応し、音楽再生が利用できる。なお、新サービスのデコメアニメには非対応。また、2MBまでの動画・静止画のWebサイトアップロードはフルブラウザでのみ利用できる。
連続待受時間は約600時間、GSMで約290時間、連続通話時間は約220分、GSMで約190分。2GBまでのmicroSDカードに対応する。ボディカラーはBROWN、SILVERの2色用意されている。