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2024/03/29 19:57 |
有機ELの特徴

携帯電話のディスプレイとしてもなじみの出てきた有機ELの特徴は液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどとの対比で語られることが多い。

解像度
現在、携帯電話に使用される有機ELディスプレイは解像度がシャドウマスクの精度およびそのプロセスで制限されている。現在、シャドウマスク以外の手法、ホワイト+カラーフィルタ方式(ただし、この場合、色純度は液晶ディスプレイ以下となる)、レーザー熱転写方式(原材料の利用率が極めて悪い、インクの価格と有機EL材料の価格は異なるため、非常に高コストである)〈LITI法:3M〉、レーザー再蒸着方式(これも非常に高コストである)〈RIST法:コダック、RIPS法:ソニー。違いはドナーシートの材質)と言ったシャドウマスクの制限を伴わない技術が開発されている。また画素には液晶の場合1個以上、有機ELの場合2個以上のTFTが必要な為、高解像度ディスプレイの場合制約となりうるが、トップエミッション方式の開発により制約は無くなりつつある。これらの進歩の結果、すでに300ppiの試作品も現れている。また3色の発光層を縦に重ねることによって解像度を高くできる可能性もあるとされる。 

発色 
有機ELは原理的に共役結合の実効長を分子構造設計によって変化させられる為、任意のエネルギーの励起子すなわち任意の波長の光を取り出せる。これにより色再現域が広いフルカラーディスプレイが可能である。また、特定の色のみを発光する素子も作れる。 

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2008/06/17 01:29 | TrackBack() | 携帯電話のディスプレイ

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