携帯充電器の変遷その2
この新しい緊急用携帯充電器は小さなケースの中には「次世代型電池」と呼ばれるリチウムポリマー電池が入っている。繰り返し充電できるのが特徴だ。
携帯ストラップとして持ち運べるほど、小さくて軽い アスコジャパンは約1年かけて、この新しい携帯充電器を開発した。リチウムポリマーを採用した最新型。一番苦労したのは安全性だった。
リチウム系の充電池は高い密度のエネルギーを蓄えられるため、ノートパソコンや携帯電話の内部バッテリーとして活用されているが、液漏れや発火などの事故も起きている。いかにして安全性を確保するかは大きな課題だった。
リチウムイオン電池ではなく、リチウムポリマー方式を採用したのも、安全性を考慮したためだ。
リチウムイオンは電解質として液体を使用していますが、リチウムポリマーは半固体状の樹脂を使っています。そのため、液漏れの心配がなく、膨張や発熱といった危険性も低くすることができるのがメリットだ。
さらにこの携帯充電器は、発熱などの危険を防止するため、IC回路によって電流や電圧、内部温度を制御するようにしている。たとえば、一定の温度を超えると保護機能が働いて、充電が止まるように工夫してある。
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